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基本情報技術者試験

今回は、30代未経験の方がIT業界で働く際、隙間時間等を利用して目指してほしい「基本情報技術者試験」について紹介いたします。

①国家資格です。

国家試験である情報処理技術者試験の一区分(経済産業省所管)です。

経済産業省の外部機関である独立行政法人情報処理推進機構が実施。
同機構のホームページから内容を抜粋しますと、

1.対象者像
高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者

2.役割と業務
基本戦略立案又はITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し、上位者の指導の下に、次のいずれかの役割を果たす。
...(割愛)...

3.期待する技術水準
...(割愛)...
 ① 情報技術全般に関する基本的な事項を理解し、担当業務に活用できる。
 ② 上位者の指導の下に、システムの設計・開発・運用ができる。
 ③ 上位者の指導の下に、ソフトウェアを設計できる。
 ④ 上位者の方針を理解し、自らソフトウェアを開発できる。
...(割愛)...

と書かれています。

②取得により期待できる効果

(1)精神的ゆとり

「業界用語の知識を幅広く学習したことで、経験者の話が学習前と比較して格段に理解できる状況になります。(気持ち的には一人前になった気がします、実際は同じ土俵に上がれたという状況です。)」
「基本情報技術者に違わない技術者となろうと良い意味で緊張感が生まれる。(この試験は国家試験ながら出題内容はその時々の先端のトピックが多く出題され、何年か後に同じ試験を受けても知識面で日々の上積みがなけれれば受からない試験です。)」
「さらに上の上位資格を目指そうという気持ちになりやすい(結果的に継続的な学習、知識の上積みの習慣がつく。)」
「基本情報技術者試験の知識が実際の仕事の内容とリンクしていくことで、知識からスキルへと変わっていく。

(2)その他

対外的に情報処理全般の基本的事項を理解しているまたは勉強していたことの証明になる。特に30代と若くなく、経験が浅い場合、資格武装することは有用です。
「転職先の会社で同資格の取得が義務付けられていた場合、あらかじめ取得済みであれば、その余裕分、目前の仕事に全力投球できる」

特に30代未経験の場合、時間的な制約から特に強いこだわりがない限りは当面の目標としてプログラミングスキルの習得に加えて「基本情報技術者試験」を目指したほうがよいでしょう。
30代というあせりも重なり、難しい試験となるでしょう(試験会場では20代が圧倒的に多いですので)。そのかわり20代の早いうちにとった人よりも30代で資格を取得した人は苦労した分、その知識と資格という自信はより価値あるものとなるでしょう。

次回は中途半端な自信は命とりになりかねなかった経験について紹介です。

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